赤ちゃん連れ東京おでかけの持ち物とコツ(授乳室の設備の読み方つき)
はじめての赤ちゃん連れ外出は、「何を持てばいい?」「授乳室ってどこまで頼れる?」と不安がつきもの。このページでは、持ち物の考え方と、授乳室の設備表示の意味(=現地で何ができて何ができないか)を整理します。
設備の件数は当サイト掲載データ(授乳室1,734件・遊び場182件・ベビー用品店111件)から集計したものです(最終確認 2026年9月)。設備や利用時間は変わることがあるため、お出かけ前に各施設の公式情報もご確認ください。
持ち物は「授乳室で借りられるもの」を引き算する
荷物を減らすコツは、行き先の授乳室の設備を先に調べて、現地にあるものを持って行かないことです。たとえば調乳用のお湯がある施設に行くなら、お湯を持ち歩く必要はありません。逆に、設備が不明な場所へ行くならフル装備が安心です。
基本の持ち物
- おむつ(滞在時間+2枚が目安)・おしりふき・おむつ替えシート
- 使用済みおむつ用の袋(おむつ用ゴミ箱がない施設では持ち帰りが基本です)
- ミルク派:粉orキューブ・哺乳瓶・(行き先にお湯がなければ)調乳用のお湯
- 母乳派:授乳ケープ(個室が満室のときの保険になります)
- 着替え1組・ガーゼ・ビニール袋・羽織りもの(施設内は夏でも冷えます)
授乳室の設備表示の読み方
当サイトの施設カードには設備アイコンを表示しています。それぞれ現地でできることは次の通りです。
- 授乳室:授乳用のスペースがあります。個室型かカーテン仕切り型かは施設により異なります
- おむつ替え:おむつ交換台があります。ベビールーム内のほか、多目的トイレ内の場合もあります
- 調乳用お湯:ミルク用の給湯設備があります。これがあるとお湯の持参が不要になり、荷物が大きく減ります
- 電子レンジ:離乳食のあたためができます。離乳食期のおでかけ先選びの決め手になります
- 男性可の共用部:おむつ替え・調乳エリアはパパも利用できます(詳しくはパパ向けガイドへ)
- おむつ用ゴミ箱:使用済みおむつを捨てられます。表示がない施設は持ち帰り前提で袋を用意しましょう
数字で見る:掲載1,734件で「あり」と確認できた設備
当サイトでは、公式情報で確認できた設備だけを表示しています(公式に「ない」と書かれている設備は「なし」と表示)。表示が無い設備は、無いとは限らないので、必要なら施設に問い合わせてください。当サイト掲載分の授乳室1,734件で数えると、設備ごとに「あり」と確認できた件数には大きな差があります。
- 授乳スペース:あり 1,722件
- おむつ替え:あり 1,715件
- 調乳用お湯:あり 1,682件
- おむつ用ゴミ箱:あり 63件
- 男性可の共用部:あり 51件
- 電子レンジ:あり 13件
つまり、授乳・おむつ替え・お湯は大半の施設で公式に確認できる一方、おむつ用ゴミ箱・男性の利用・電子レンジは、「あり」と確認できた施設が少ない項目です。表示が無くても「ない」という意味ではありませんが、あてにして荷物を減らすのは避け、ゴミ袋や離乳食の保温は自前で用意するほうが確実です。
電子レンジが公式に確認できる施設(当サイト掲載分)
電子レンジ「あり」の13件は、いずれも大型の商業施設・百貨店のベビー休憩室です。代表的なものは、アーバンドック ららぽーと豊洲、六本木ヒルズ、有明ガーデン、伊勢丹 新宿店(本館6階)、京王百貨店新宿店、新宿高島屋(9階)、東京ソラマチ、玉川高島屋ショッピングセンター、表参道ヒルズ、東急百貨店 渋谷ヒカリエShinQs(地下2階)、東武百貨店池袋店(7階)です。反対に、グランスタ東京(東京駅改札内)、大丸東京店、ヤエチカ、銀座インズ、汐留シティセンター、北千住マルイ(5階)などは、公式情報で電子レンジが「ない」と確認できた施設です。離乳食を温めたい日は、行き先がどちらに当たるかを先に見ておくと安心です。
「男性可」の51件と「女性専用の授乳室」の31件
男性も共用部に入れると公式に確認できた51件は、丸ビル・新丸ビル・丸の内オアゾなど丸の内のビル、コレド日本橋・コレド室町、アトレ各店、羽田空港の第1〜第3ターミナルのベビールーム、上野駅のベビー休憩室などです。一方、授乳スペースが女性専用と確認できたのは31件あります。たとえばGINZA SIXは「授乳室は女性専用3部屋、男女兼用1部屋」という構成で、同じ施設の中でも部屋によって扱いが分かれています。東京都の子育て支援サイトでも、赤ちゃん・ふらっとの一部の施設は女性専用と案内されています。パパだけで出かける日は、地図の「男性可の共用部」フィルタで絞り込むのが確実です。
「赤ちゃんの駅」を知っていると行動範囲が広がる
東京都内では、区役所・児童館・保育園・図書館などの公共施設が「赤ちゃんの駅」「赤ちゃん・ふらっと」として授乳・おむつ替えスペースを開放しています。商業施設がない住宅街や公園エリアでも、この仕組みを知っていれば駆け込み先が見つかります。
- 利用は無料で、施設利用者でなくても立ち寄れます
- 保育園や児童館では、入口で職員に一声かけてから使うのが基本です
- 開所時間は施設ごとに異なります(役所系は平日日中、児童館は夕方まで、など)。当サイトでは施設ごとの利用時間を掲載しています
区市によって名前がちがう:当サイト掲載分の内訳
同じような授乳・おむつ替えスペースでも、区市ごとに制度の名前が異なります。当サイト掲載の授乳室1,734件のうち、自治体の公式データをもとに登録した施設を制度名で数えると次のとおりです。
- 赤ちゃん・ふらっと(東京都の制度):1,182件。千代田区から日の出町まで50区市町村の施設
- 赤ちゃんの駅:228件(板橋区177件・葛飾区51件)
- 赤ちゃんスポット(練馬区):66件
- 赤ちゃんほっとスペース(中野区):38件
- 赤ちゃん休けい室(北区):38件
- ベビーステーション(荒川区):37件
東京都の子育て支援サイトでは、赤ちゃん・ふらっとを「小さなお子様を連れた方が安心してお出かけできるよう整備されたスペースの愛称」とし、授乳やおむつ替えのスペースのほか、お湯の提供や手洗い場なども整備されていると説明しています。当サイト掲載の1,734件のうち1,182件がこの赤ちゃん・ふらっとの施設です。
公式ページに書かれている利用時の注意
- 対象:板橋区は赤ちゃんの駅の対象を「乳幼児(0歳から概ね3歳児まで)連れの保護者で、授乳又はオムツ替えを必要とする方」としています。ミルク用のお湯も提供できると案内されています
- お湯の温度:葛飾区は、調乳用のお湯について「施設により沸騰させたお湯ではない場合があります」と注記しています。気になる場合は施設に確認するか、お湯を持参してください
- 使える日と時間:葛飾区の赤ちゃんの駅は開庁・開館日のみ、保育園は開園日の利用可能時間のみの利用です。板橋区も「施設の開設時間内」とし、休館日などで使えない場合があるとしています
- 専用スペースとは限らない:練馬区は、施設によっては専用のスペースではないため、他の事業の都合で使えない場合があるとし、利用の際は職員に声をかけるよう案内しています
- 目印:葛飾区の赤ちゃんの駅には目印のステッカーが貼られ、入口などに「赤ちゃんの駅」ののぼり旗が出ています
なお、板橋区の公式ページでは区内の赤ちゃんの駅を192か所(令和8年7月15日時点)としています。当サイトの板橋区の掲載は177件で、公式一覧のすべてを載せているわけではありません。
時間帯と混雑の傾向
百貨店・モールのベビー休憩室は、週末の12〜15時がピークです。個室の空き待ちを避けるなら開店直後〜午前中が快適。逆に平日は都心の百貨店ほど空いており、ゆったり使えます。
公共施設(赤ちゃんの駅)は17時前後で閉まるところが多いため、夕方以降は商業施設側に切り替える計画にしておくと安心です。夜間まで使える場所(新宿の東京都庁、豊洲文化センターなど)はエリアガイドで紹介しています。
当サイトの公式データでは、東京都庁は平日8:00〜21:45(土曜・休日10:30〜21:45、日曜8:00〜21:45)、豊洲文化センターは9:00〜22:00(第2・第4月曜を除く)が利用時間です。地図の「今開いている」フィルタは、こうした利用時間の記載を読み取って現在時刻に開いている施設だけを表示します。時間の書き方が読み取れなかった施設は、閉まっていると誤って表示しないよう判定の対象から外しています。
雨の日の行き先を選ぶ
地図の「☂ 雨でも行きやすい」フィルタは、施設名・館名・所在地に「駅直結」「改札内」「百貨店」「ららぽーと」「ルミネ」「サンシャイン」などの語を含む施設を表示します。当サイト掲載分では、授乳室126件、レストラン69件、遊び場23件がこの条件に当てはまります(名前での判定なので、屋根のある経路が必ずあるという意味ではありません)。
屋内の遊び場:無料と有料の見分け方
遊び場モードの182件は、すべて赤ちゃん(0〜3歳)が遊べる屋内施設です。当サイト掲載分では、無料の施設が129件、有料の施設が53件あります。無料施設の多くは区市の子ども家庭支援センターや児童館の親子ひろばで、授乳できると公式に確認できたのは遊び場全体で74件です。
- 利用登録:公式に「初回に登録が必要」と書かれている施設が27件、「不要」と書かれている施設が19件あります。たとえば新宿区子ども総合センター「親と子のひろば」は初回来館時に利用証を作成(区外の方は臨時入館証)、中野区の児童館は初回に利用者カードの提出が必要です
- 居住地の条件:武蔵野市立0123吉祥寺は原則として武蔵野市在住の親子が対象、国立市の「ここすきひろば」は土日祝などは国立市在住者のみです。区外・市外から行くときは対象を必ず確認しましょう
- 食事と電子レンジ:台東区の子ども家庭支援センター(にこにこひろば・わくわくひろば・のびのびひろば)はランチルームに給茶機・電子レンジ・授乳コーナーがあり、杉並区の子ども・子育てプラザ和泉は授乳室と調乳用給湯器に加えて飲食スペースに電子レンジがあります
- 有料施設の赤ちゃん料金:ボーネルンドのキドキドは赤ちゃん(6〜11か月)が最初の60分 平日400円/休日600円、東京おもちゃ美術館は6か月未満が無料など、月齢で料金が分かれる施設があります
遊び場の選び方は赤ちゃんの遊び場ガイドでも詳しく紹介しています。
ベビー用品店で授乳したいとき
買い物モードには西松屋79店、アカチャンホンポ14店、バースデイ12店、トイザらス・ベビーザらス6店の計111店を掲載しています。店舗が入居している建物側が授乳スペースを公開していることがあります。たとえばアルカキット錦糸町5階のアカチャンホンポ 錦糸町店は、墨田区の赤ちゃんの駅として授乳室モードに掲載しています。ベビー用品の買い出しついでに授乳したいときは、授乳室モードに切り替えて同じ建物を探してみてください。
電車移動のコツ
- ベビーカーは駅のエレベーター位置がすべて。乗車前に「降りる駅のエレベーターが何号車付近か」を調べておくと移動時間が半分になります
- ラッシュ時間帯(平日7:30〜9:00、17:30〜19:00)は可能なら避け、抱っこ紐も検討を
- 授乳のタイミングは「移動前に済ませる」が鉄則。乗車直前の授乳室利用を前提にルートを組むと、車内で泣かれる不安が減ります
地下鉄・JRの駅のエレベーター出口は、ベビーカーで使いやすい地下鉄駅のガイドにまとめています。
授乳室がない場所で授乳が必要になったら?
授乳ケープがあれば休憩スペース等で対応できますが、近くの「赤ちゃんの駅」(児童館・区民施設など)を地図で探すのが先決です。当サイトの「現在地」ボタンで、現在地から2km以内の施設を近い順に表示できます。
使用済みおむつはどうする?
おむつ用ゴミ箱の表示がある施設ではそのまま捨てられます。表示がない施設や公園では持ち帰りがマナーです。消臭袋を2〜3枚持っておくと困りません。
「お湯あり」なら沸騰したお湯が出る?
施設によります。葛飾区は赤ちゃんの駅の調乳用お湯について「施設により沸騰させたお湯ではない場合があります」と注記しています。当サイトの「お湯あり」は給湯設備やお湯の提供があることを示すもので、温度までは確認していません。
電子レンジの表示が無い施設には、電子レンジがないということ?
いいえ。当サイトは公式に確認できた設備だけを表示しています。当サイト掲載の1,734件のうち、電子レンジが公式に「あり」と確認できたのは13件です。表示が無い施設にも無いとは限らないので、離乳食を温めたい場合は、施設に問い合わせるか保温容器を用意してください。
住んでいない区の赤ちゃんの駅も使える?
授乳・おむつ替えスペースについて、板橋区は対象を「乳幼児連れの保護者で、授乳又はオムツ替えを必要とする方」としており、区民に限るとは書かれていません。一方、遊び場として掲載している親子ひろばの中には、武蔵野市立0123吉祥寺のように原則として市内在住者を対象とする施設もあります。